Q1管理職の席について、ワンポイントはありますか?
窓際の温度差のある場所や、オフィス入り口近くの人の出入りが激しい場所は避けた方がよいでしょう。
心理学的に騒がしく温度差のある場所は、人は不快な気持ちなり、イライラするものだからです。
このため、管理職のような立場の人が、さまざまな判断を冷静に下すときには不的確な場所ということになります。
Q2みんなが集まれるスペースは、どのような意味がありますか?
社員同士が良好な人間関係をつくるための場所です。
とくに組織が大きくなってくると、部門ごとに行動をするため、他部門の社員とコミュニケーションがとりにくくなるからです。
Q3会議用のテーブルは、四角のテーブルより、丸テーブルがよいのでしょうか?
丸いテーブルというのは、人に安定感と中心に向かっていく「集中」をもたらす効果があるといわれています。このため、会議などをまとめるときは、四角いテーブルよりも丸いテーブルをお勧めします。
Q4会議室を確保するスペースがないとき、どうすればよいでしょうか?
オフィスに会議室を確保すべきスペースがないときは、小さな丸テーブルを一つ用意してみるとよいでしょう。その丸テーブルを中心に社員が集まり、会話を始めれば、簡易式の立派な会議室になります。
Q5デスクとデスクの間は、どのくらい開ければよいのでしょうか?
デスクやイス、パーティションの空間の確保は、オフィスレイアウトにとって重要なポイントです。
デスク間やパーティションとの適正な距離をとらなければオフィス内をスムーズに行き来できなくなるからです。
火災や地震などの非常時のときにスムーズな避難ができないとすれば、社員の生命にかかわります。
Q6オフィスレイアウトプランのポイントはありますか?
オフィスレイアウトプランの作成方法は、多種多様なため決まった方法というのはありません。
しかし、取っ掛かりとして、用途ごとにオフィス内を大きく分類してみるとよいでしょう。
たとえばつぎのようなイメージです。
分 類 | 用 途 | オフィス面積の構成比 |
事務室 | 日常業務 | 80% |
会議室 | 社内会議・ミーティング | 15% |
応接室 | お客様・取引先との面談。 | 5% |
このように初めに自社の用途にあった枠組みをイメージできれば、比較的オフィスのレイアウトプランは、スムーズにできるものです。
Q7すぐにできるオフィスセキュリティーはありますか?[その1]
入退室管理ノートを作成しましょう。
オフィスは、社員であれば自由に出入りできます。このことは、社員であれば、社内にある重要な書類等が、いつでも手に触れらえる状況であることを意味します。
このため、オフィスの入退出管理を行うことで、社員がいつ出社し、そして、退社したかを知ることができます。
とくに休日出勤の管理には大切です。
Q8すぐにできるオフィスセキュリティーはありますか?[その2]
来客者から社内全体が見えるオフィスがあります。
これは、あまり好ましいことではありません。
オフィスに何人くらいの社員がいる、あるいは、どのような設備を使用しているか、などの情報が筒抜けになるからです。
このようなオフィスの改善方法の一つにオフィスの入口に大きめのパネルを置くことで来客者の視界を遮る効果があります。