「オフィス移転のチェックポイント」や「オフィスと健康」「オフィスと災害対策」などのテーマごとに記事を掲載していく予定です。お気軽にお読みください。
オフィス移転のチェックポイント 編
仙台でのオフィス移転先を探す注意点
1. 立地選びのポイント
- 交通アクセス：従業員の通勤や取引先とのアクセスを考慮し、仙台駅周辺や地下鉄沿線を優先的に検討。
- 周辺環境：飲食店・銀行・郵便局などの利便施設が近くにあるか確認。
- 災害リスク：仙台での地震や津波のリスクに備えて、ハザードマップを確認。
2. 物件選びのチェックポイント
- 賃料とコスト：坪単価を比較し、管理費や共益費も含めた総コストを確認。
- 入居条件：保証金・敷金の相場、契約期間、原状回復義務などを精査。
- インフラ設備：インターネット回線、電源容量、空調設備の充実度をチェック。
3. 契約前に確認すべきこと
- ビル管理体制：24時間利用の可否、清掃・セキュリティの充実度を確認。
- 増床や縮小の可能性：今後の事業拡大・縮小に対応できるか柔軟性をチェック。
4. 移転後のスムーズな業務活動
- レイアウト計画：デスク配置や会議室の位置を事前に決定し、業務効率を最適化。
- IT環境の整備：ネットワーク配線や電話回線の工事を早めに手配。
- 従業員への周知：新オフィスのルールや通勤経路を事前に周知し、スムーズな移行を図る。
仙台でのオフィス移転は、上記の点に注意しながら最適な物件を選びましょう！
オフィス移転の業者設定ポイント
オフィス移転は、スムーズな業務継続のためにも適切な業者選びが重要です。
以下のポイントを基準に、最適な業者を選定しましょう。
1. 業者選定の主な基準
① 実績と信頼性
- 企業の移転実績が豊富か確認（事例・導入企業などをチェック）
- 顧客の口コミや評価を確認（Googleレビューや企業HPの事例）
② サービス範囲と対応力
- ワンストップ対応か？
- 物件選定・レイアウト設計・什器手配・引越し作業・原状回復まで対応できるか
- 柔軟な対応力
- 突発的な変更やスケジュール調整に対応可能か
- 作業の丁寧さ・スピード感
- 過去の顧客対応事例を確認
③ コストと見積もりの透明性
- 見積もり項目が明確で、追加費用が発生しにくいか
- 相見積もりを2～3社程度取り、比較検討する
④ 地元企業 or 全国展開企業のメリット比較
| 項目 | 地元企業 | 全国展開企業 |
| 地域特性の理解 | ◎深い知識あり | △一般的な対応 |
| コスト | ◎柔軟な対応可能 | △割高になることも |
| 対応の早さ | ◎迅速なサポート | 〇ある程度可能 |
| サービスの幅 | 〇小回りが利く | ◎幅広い対応 |
仙台市でのオフィス移転なら、地元密着型の業者がフレキシブルな対応をします。
2. 業者選定の流れ
- 候補業者のリストアップ（３社程度）
- 口コミ・評判・実績を調査
- 地元業者・全国対応業者をバランスよく選定
- 見積もり依頼＆比較
- 内訳が明確な見積書を出してもらう
- 追加費用が発生しないか確認
- 業者と打ち合わせ＆現地調査
- 実際に担当者と話し、対応の良さや柔軟性を確認
- 最終決定
- コスト・対応力・サービス内容を総合的に判断
社内通知文の参考事例文
【社内通知】オフィス移転に関するお知らせ
各位
平素よりお仕事お疲れ様です。
この度、業務拡大に伴い、当社のオフィスを以下の通り移転することとなりました。
つきましては、関係各位のご理解とご協力をお願いいたします。
1. 移転先住所
〒XXX-XXXX
宮城県仙台市○○区○○○○ビル○階
2. 移転日程
- 移転作業期間：〇月〇日（〇）～〇月〇日（〇）
- 新オフィス業務開始日：〇月〇日（〇）
3. 業務影響について
移転作業に伴い、以下の期間は一部業務に影響が出る可能性があります。
ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
- ネットワーク・電話の切り替え：〇月〇日（〇）
- 備品・書類の搬入：〇月〇日（〇）
4. 連絡事項
- 〇月〇日までに各部署で不要な書類・備品の整理をお願いします。
- 新オフィスの座席表およびレイアウトは後日配布します。
- 不明点がある場合は、総務部（担当：〇〇）までお問い合わせください。
以上、よろしくお願いいたします。
〇〇株式会社 総務部
発行日：〇〇年〇月〇日
オフィスと健康 編
腰痛とオフィスチェア選び
「腰痛対策に適した椅子の選び方」をわかりやすくまとめました。
オフィス家具選定の参考資料としても使えます。
🪑 腰痛に悩む人のための椅子選びガイド
🔍 なぜ腰が痛くなる？
長時間同じ姿勢で座ると、腰の筋肉や椎間板に負担がかかります。
特に姿勢が悪くなりがちなチェアは、腰痛を悪化させる原因になります。
✅ 椅子選びで重視すべき5つのポイント
① ランバーサポート（腰部サポート）があるか
- 腰のカーブを自然に保ち、腰への負担を軽減します
- 高さ・硬さが調整できるタイプだとさらに◎
② 座面の高さ・奥行きが調整可能
- 膝が約90度に曲がる高さが理想（足が床につくか要確認）
- 奥行き調整で、太ももの裏が圧迫されないようにします
③ 背もたれの形状とリクライニング機能
- 背中全体をしっかり支える「ハイバック」タイプが◎
- リクライニングは固定ではなく、少し揺れる程度の“動き”がある方が腰にやさしい
④ 座面クッションの硬さ
- やわらかすぎると骨盤が沈んで腰に負担がかかります
- 適度な硬さと反発性のあるウレタンフォームがおすすめ
⑤ 長時間座ってもムレない素材
- 通気性のある「メッシュチェア」がおすすめ
- 汗ばむと筋肉が緊張しやすくなるため、背中と腰がムレにくい設計は◎
💺 おすすめの椅子タイプ（例）
| 種類 | 特徴・メリット |
| エルゴノミクスチェア | 人間工学設計で腰と背中をバランスよく支える |
| メッシュチェア（高機能型） | 通気性◎＋腰サポート付き。夏場でも快適 |
| バランスチェア | 骨盤を立たせ、姿勢矯正を促進 （慣れるまで時間が必要） |
昇降式デスク（スタンディングデスク）
昇降式デスク（スタンディングデスク）は、働き方改革や健康経営の観点からも近年ますます注目を集めているオフィス家具のひとつです。以下に「昇降式デスクのメリット」を分かりやすくご紹介します。
🪑 昇降式デスク（スタンディングデスク）のメリット
✅ 1. 姿勢改善・腰痛予防に効果的
- 長時間の座りっぱなしは、腰・背中・首への負担が大きく、姿勢が悪くなりがち。
- 立つ・座るを交互に行うことで、背骨や骨盤への圧力を分散でき、腰痛や猫背の予防につながります。
✅ 2. 集中力・生産性アップ
- 作業中に立つことで血流が促進され、脳が活性化すると言われています。
- 午後の眠気対策としても有効で、タスクの切り替えにも最適です。
✅ 3. 健康意識の向上
- デスクワーク中心の社員にとっては、1日の運動不足を軽減する手段になります。
- メンタル面にも良い影響があるとされ、健康経営やウェルビーイングの一環として導入する企業も増加中。
✅ 4. 柔軟な働き方・多様な体格に対応
- 高さを自在に調整できるので、個人の体格に合わせた快適な高さで作業できます。
- 車椅子使用者や、背の高い/低いスタッフにもフィットするユニバーサル設計。
✅ 5. チーム内のコミュニケーションが活性化
- 立ったまま気軽に話しかけやすい環境が生まれ、チームワークや相談のしやすさも向上。
- 特に「立ち会議」では時間が短くなり、会議の生産性アップにも貢献。
💡 オフィス照明の役割とは？
オフィスにおける照明（あかり）の設計は、快適性・集中力・生産性・健康に大きな影響を与える非常に重要な要素です。ここでは、オフィス照明の基本知識から、空間ごとの最適な灯りのあり方、そして働き方改革に合った最新トレンドまで、わかりやすくまとめました。
オフィス照明には単なる「明るさ」だけでなく、以下のような機能的・心理的役割があります：
- 目の負担を軽減し、作業効率を向上させる
- 集中力・モチベーションを高める
- 空間の印象やブランドイメージを左右する
- 社員の健康（体内時計やホルモン分泌）に影響を与える
🔦 空間別：おすすめの照明の考え方
| 空間 | おすすめ照明の特長・ポイント |
| 一般執務室 | 500lx程度の明るさ/昼白色（自然光に近い白）がおすすめ |
| 会議室 | 明るさよりも「演出性（肌や紙が自然に見えるか）」が重要 |
| 受付・エントランス | 電球色であたたかみ・安心感を演出/スポットライトや間接照明も |
| 休憩スペース | 落ち着いた色温度でリラックスを促進/調光可能な照明が理想 |
| フリーアドレスエリア | 明暗差があるゾーニング/個別ライトの設置でメリハリのある作業空間に |
🌞 昼光と照明のバランスがカギ！
- 自然光（窓・天窓など）をうまく取り入れ、人工照明と組み合わせることで、より快適な空間に
- 窓際のまぶしさ → 「調光ブラインド」＋「センサー付き照明」で自動調整がおすすめ
📈 働き方改革 × 照明の最新トレンド
✔ ⏱「時間帯ごとに色温度が変化する」バイオリズム照明
→ 朝は白っぽく、夕方はオレンジ系に調光して体内リズムを整える
✔ 🪑「パーソナル照明」の導入
→ フリーアドレスやハイブリッドワークに対応した、個別デスクライトの導入
✔ 🌱「省エネ・人感センサー・LED切り替え」
→ 消し忘れ防止＋電力コスト削減にもつながるスマート照明化
オフィスと災害対策
企業が今取り組むべき備えとは
日本は地震や台風、豪雨などの自然災害が多い国です。
特に都市部では、企業のオフィス機能が停止すれば事業全体に大きな影響を及ぼします。
万が一の災害に備えた体制づくりは、企業にとって「もしも」ではなく「いつか」に備える必須事項です。本記事では、オフィスで実施すべき災害対策の基本と、実際の取り組み例をご紹介します。
- オフィス災害対策の必要性 自然災害は予測が難しく、被害は人的・物的・経済的損失をもたらします。従業員の安全確保と、迅速な復旧対応のためにも、平常時からの備えが欠かせません。
- オフィスにおける具体的な災害対策 ・家具や什器の転倒防止：地震対策として、棚やキャビネットの固定、パーティションの補強などを行います。
・非常用品の備蓄：飲料水、食料、ヘルメット、救急セットなどを最低3日分準備します。
・避難経路と訓練：避難経路を掲示し、定期的な避難訓練を実施し、従業員の意識を高めます。
・情報のバックアップ：クラウドを活用したデータ保存や、オフサイトへのバックアップで業務再開をスムーズにします。
・通信手段の確保：災害時でも社内外と連絡を取れるよう、安否確認ツールの導入を検討します。 - 地域に根ざした対策の重要性 仙台などの東北地域は、過去に大きな地震や津波の被害を受けています。地域特性に応じた災害リスクを想定し、地元業者との連携で柔軟な対応力を高めることも、重要なポイントです。
まとめ： オフィスの災害対策は、一度整えたら終わりではなく、継続的な見直しと訓練が求められます。企業の社会的責任として、従業員と事業を守る体制づくりを今こそ始めましょう。