オフィスと防災活動

毎年、9月1日は防災の日。

災害はいつ起きるかわかりません。

そのため避難場所を確認する、家族との連絡方法を決める、食料や日用品を備蓄するなど日頃の備えを見直しましょう。

「あのとき準備しておけばよかった」とならないために、オフィスで事前に準備しておくべきことをまとめました。

  • パソコンの転倒防止対策とデータのバックアップ

オフィスで仕事をする上で欠かせないのがパソコン。

オフィス防災ですぐ取り組めるもののひとつに「パソコンの転倒防止対策」があります。

転倒防止ベルトでパソコンを机に固定したり、耐震マットなどを使い、パソコンが破損しないように対策しておきましょう。

また、データやシステムのバックアップも定期的にとっておくことが大切です。

重要なデータは遠隔地でのバックアップやクラウドシステムの活用も有効な手段となります。

  • 荷物で通路がふさがれていない?避難経路を確保

出入口や廊下、階段などの避難経路にものが置かれていると、避難の障害になります。
定期的に荷物が置かれていないか確認しましょう。
オフィスの整理整頓も、立派な防災対策です。

  • オフィス家具を固定しよう

地震が発生すれば、キャビネットなどのオフィス家具の転倒、ものの落下などが起こります。
身の回りの什器・備品が耐震対策がされているかチェックしてみましょう。

  • 危険物の管理方法確認・消火器の準備

灯油や燃料が入った容器の転倒・落下防止、火を使用する設備の安全対策のチェックを行ないましょう。

  • 非常用食料・救出用資器材などの備え

食料、飲料、救出資材、簡易手当ができるもの、医薬品などを準備しておきます。
倉庫の奥にしまいこまず、取り出しやすい場所に保管し、定期的にチェックしましょう。

  • オフィスからの帰宅困難者対策

自宅までの距離が20km以上の人は、帰宅困難者になると想定されています。
災害時の混乱防止のため、首都圏直下地震帰宅困難者対策協議会では、従業員を一定期間社内で待機させる「一斉帰宅抑制」を推奨しています。

  • 安否確認方法を事前に話し合っておく

安否確認手段として、電話やメールに加え、災害用伝言ダイヤル(171)や、災害用伝言板、インターネットによる災害用ブロードバンド伝言板(web171)などがあります。