フェーズフリーとは何か
日常と災害時の垣根をなくす「フェーズフリー」という新しい防災の概念が広がっています。
災害のために特別な備えを用意するのではなく、普段から使うものを災害に役立てようとする考え方です。
池袋駅に近い「イケ・サンパーク(としまみどりの防災公園)」は多くの人で賑わっていて、約1.7ヘクタールの広大な公園は2020年にオープンしました。
一方、災害時は最大約2500人を受け入れる拠点に。
芝生広場はヘリポートになり、シラカシの並木は防火樹木として木造住宅密集地域からの延焼を防ぐ役割もあります。
併設のカフェや、普段はベンチに格納したかまどで炊き出しを想定しています。
オフィス家具大手コクヨは、キャスター付きコンパクトテーブル「マルティス」を開発。
脚部に内蔵のマグネットで連結や取り外しが簡単です。
一つの天板が80センチ・60センチの大きさで単独作業はもちろん、複数組み合わせれば会議や打ち合わせに使うことも可能です。
非常時は自治体の臨時窓口などにも応用できます。