4つの集まる価値

新型コロナウイルス感染拡大が始まって、出社と在宅での「リモート勤務」のバランスのとり方をめぐって企業の試行錯誤が続いている。

リモート勤務が増えると周囲の人から学ぶ機会の減少も見て取れます。

「職場で偶然聞こえてきた会話や、自然に受け取った情報をもとに仕事をする経験」が減った人は44.6%にのぼり、「目の前で怒られたり、褒められたりしている先輩を見て、その姿から学びを得る経験」も40%の人が減少したと答えました。

そこで、リモートではなく集まって仕事をすることの4つの価値をまとめました。

<感情の共有>

・メンバーや同僚の感情や本音を感じとれる機会があることで、自らの働きに活力が出てくる

・組織の一員であることが感じられる機会がある

<気づき>

・自分の仕事に役に立つ情報を入手できれば生産性があがりやすい

・自分に必要な情報が思いがけずもたらされる場がある

<一体感の醸成>

・自分の意見や行動が求められたり、全員参加型のイベントを体験したりする機会があることで組織のメンバーの結びつきが強まり、新規事業など新たな取り組みにつながる

・同僚やメンバーと一緒に自社の企業文化を理解する機会がある

<自己開示の場が生まれる>

・自分の仕事に対するスタンスや仕事にかける思いを開示し、共有することで職場の一員であるとの自覚が強まる

・経営から出されるメッセージを他のメンバーと共有する機会がある